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音楽を「考える」

2008.03.20(02:03)
音楽を「考える」 (ちくまプリマー新書 58) (新書)
茂木 健一郎 (著), 江村 哲二 (著)

「音楽の勉強して何の役にたつの?受験にも使わないし。」
 「授業で扱う音楽ってとっつきにくい。自分の興味ある音楽だけ聴いていたい。」


きっと音楽の先生なら、こんな生徒の苦情(?)を一度は受けたことがあるのではないでしょうか?
私にとって音楽はなくてはならないものなのですが、そういう生徒の質問を受けるたびに「音楽を学校で教える意味って何だろう?」と自問自答してしまいます。「豊かな人間性を身につけさせるため」「表現力を磨くため」・・・・自分なりの確固たるものを持ているつもりでも、心が揺らいでしまいます。

 この本はテレビ番組などでも活躍している脳科学者の茂木健一郎さんと、作曲家の江村哲二さんの対談から芸術と科学の両面から音楽について考えていく本です。
 図書館で何気なく借りた本なのですが、とても考えさせられ、音楽について新たな視点を持つことができました。



 勉強になることが多すぎて、内容をまとめることができないので特に印象に残った内容を挙げてみたいと思います。

 私の学校はやんちゃな子ども達も多いので、たまに授業崩壊状態になってしまうことがあります。そのたびに落ち込んでしまうのですが、ここからヒントを得たように思います

<「聴く」ことの重要性>
小学校の学級崩壊は、音楽の授業でいちばん最初に始まる。問題になるのはじっとしていることができない児童です。そういう子にとっては、音を出すこと自体が格好の遊び道具なんです。教室全体がぐちゃぐちゃになる。だから今度は静かに鑑賞しましょう、とレコードをかける。でも誰も聞いちゃいない。そのときに先生がやってみたのはとにかく音を使うのをやめること。「皆、音を出さないで。その代わりに、何か自分の耳に聞こえるものがあったら言いなさい。」そしたら皆が「えっ?なになに」となった。
クラス全体が耳を澄ませて、何が聞こえるかということを言い合っている。これがきっかけで互いの会話、互いの話を聞くということもできるようになって、そのクラスの学級崩壊を救った、という話です。
 


 私事ですが、私の主人は建築家で趣味は体育会系です。私との共通点はお酒が好きなことくらいなのですが、共通点をもう一つ発見することができました。

<西洋音楽を考える基本要素>
「作曲→演奏→聴取」と連続したスキーマによって西洋音楽は成立しています。この図式は、建築と良く似ています。家を建てるプロセスを考えてみるとわかりやすいかもしれません。建築家がまず設計図面を書く、大工さんがそれを建物にする、そしてそこに住む人がいる。というスキーマです。建築家はそこに住む人のために設計しますが、その図面は大工さんのために書きます。作曲家も、もともとはその曲を聴いてくださる聴衆のために音楽をつくるのですが、その図面にある楽譜は、直接的には演奏家のために書きます。音楽と建築がよく並びたてられて議論されることが多いのは、その基本スキーマがとてもよく似ているからなのです。


う~ん・・・・音楽って勉強するほど奥が深いですね。

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コメント
♪bogey#1 さん
コメントありがとうございます!
授業がきっかけで音楽が好きになってくれたらそれほど先生にとってうれしいことはありません!というか私は音楽を好きになってもらうために音楽の授業をしています。
私のギターの先生は「中学校の音楽の授業でギターをやったのがきっかけでこの世界に入ったんだよ」と言っていました。
そんな生徒が一人でも増えるように、今はクラシックギターの特訓中です(笑)
【2008/03/30 20:20】 | AI #- | [edit]
はじめまして。
僕は小、中学校の音楽の授業がイヤで仕方ありませんでした。成績も最悪。高校では選択すらしませんでした。でも、人生と言うのはわからないもので(大げさですが)、ロックでギターに目覚め、ブルース>R&B、ソウル>ジャズ>ボサノヴァときてガットギターを手にし、その音色に魅せられてクラッシックギターに興味を持ち、このブログにたどり着いた次第です。
今では音楽は僕にとっても「なくてはならないもの」です。「もっと早く目覚めていれば」と思うことはよくあります。残念なのは音楽の授業でその「きっかけ」をつかめなかった。
のめりこむきっかけになる「何か」がつかめたら、音楽の授業は人生を変えるくらい意味があるものになるでしょう。難しいのは、その「何か」が人によって違うからなんでしょうね。
今では「楽器できる人、うらやましいなぁ」とよく言われます。音楽の授業で得意げにピアノを弾く同級生を見るのがコンプレックスでしかなかった子供の頃がウソのようですが、そんな昔をなつかしく思い出しました。
すみせん、長々と。
【2008/03/30 01:37】 | bogey#1 #7LcePmuY | [edit]
♪aiaiさん
コメントありがとうございます☆外国で音楽を教えるなんて素敵ですね!私の知っている方でも世界のさまざまな地域で音楽を教えている先生がいますが、皆、貴重な体験をしているようで羨ましいです・・・・・
アドバイスすることは私も新米なのでできませんが、一緒にいろいろ楽しい授業づくりについて考えていきましょうね♪
【2008/03/27 23:47】 | AI #- | [edit]
AIさん。はじめまして。aiaiと申します。現在、海外に在住です。先日現地の日本人学校海外校の高校の音楽の非常勤講師を頼まれてしまいました。音大卒ですが、10年も前のことで、教員資格は持っているものの、授業は自由に・・と言われていますが、なにから初めていいやら・・。なにかアドバイスをいただけると嬉しいです。私も、主婦であり母であります。最初はお断りしたお話なのですが、どうしても・・と言われ、では次の方が見つかるまで・・ということで承諾してしまいました。v-8
【2008/03/25 17:10】 | aiai #- | [edit]
♪チャーリーさん
生徒が音楽の授業を楽しんでくれるようがんばりたいです!今のところつまらなそうにしている生徒もけっこういるので・・・・修行が足りませんね。

青島先生は作曲なさった曲もユーモアがあって(もちろんそれだけではないのですが)演奏していて楽しいです♪
【2008/03/24 22:36】 | AI #- | [edit]
”音楽”って音を楽しむって書くでしょ。
僕の小学校、中学校時代の音楽の授業、全然楽しくなかったんですけど。
楽しくないから、面白くないから、子供たちは騒ぎ出す。

例えば、”世界一受けたい授業”ってテレビ番組があるでしょ。
あれに出てくる先生方の授業面白いじゃないですか。
音楽の青島広志さんも面白い。
面白ければ興味がわく、「こんないい曲もあったんだね」、「この曲はそんなエピソードがあったのか」なんてことになる。

また、いろんな曲を聞くこと演奏することで感情が豊かになる。
まだまだあるけど、音楽の授業はやっぱり必要なんですよ。
【2008/03/22 17:53】 | チャーリー #jOIXabPo | [edit]
♪MASAさん
学級崩壊は特に小学校に多いのですが、私の高校は生徒が元気いっぱいなので授業に集中させるのが大変です。
MASAさんにみたいに音楽が好きになってくれる生徒が一人でも増えるようにがんばっていきたいです!

♪バリ島さん
そのとおりサウンドスケープです!
都会は音が多すぎるので、音自体に興味を持たせるのには工夫が必要ですね。
前の学校では、自由テストを実施ししていました☆ギター、バイオリン、お筝などいろんな発表があって楽しかったです。
【2008/03/21 13:35】 | AI #- | [edit]
>「皆、音を出さないで。その代わりに、何か自分の耳に聞こえるものがあったら言いなさい。」
これって、「サウンドスケープ」じゃなかったかしら?
私も、自然の中にいるときは、目を閉じて、どんな音が聞こえるかをしますよ。

それから、高校の授業の時は、先生が、生徒の得意な楽器の演奏を披露させていましたね。
すると、男の子などは、エレキギターを持って来て、生き生きと演奏していて、この人にはこういう面があったんだって、尊敬したことがあります。
【2008/03/21 00:41】 | バリ島 #- | [edit]












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プロフィール

AI

Author:AI
絶妙なライフワークバランスを目標に日々奮闘中です!

公立高校教諭(教科は音楽です)として勤め
気がついたら中堅になってました

私が音楽の授業で使っている教材や、学校での悩み、ちょっとサボリ気味な主婦ライフなどを綴っております。

2010年7月22日についにママになりました!
育児ブログはこちらですのでのぞいてみてください。

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